細菌と真菌の違いについて

菌には細菌と真菌があります。
細菌よりも形の大きなものを真菌と呼びます。
カビの一種として有名なキノコや、酵母菌などはこの真菌に当たります。
細菌と真菌の違いについては、「遺伝子を包み込む核があるかどうか」が挙げられます。
細菌の場合は、このDNAなどの遺伝子が仕切りのない状態で入っています。
一方で真菌は、核と呼ばれる「DNAなどの遺伝子情報を包み込む膜」が存在します。
前者を「原核生物」、後者を「真核生物」と呼びます。
真菌による病気には水虫やカンジダ症などがあり、細菌による病気にはインフルエンザや、クラミジアなどがあります。
インフルエンザなどであれば、ほぼ正確に判断でき、抗菌薬を飲めば治ります。
しかし、クラミジアは、しばしば見逃されたり十分な治療を受けることができない場合があるなど難しい病気です。
クラミジアの細菌は、「肺炎クラミジア」、「オウム病クラミジア」、「トラコーマクラミジア」の3つに細菌を分類することができます。
これらの細菌は、自ら繁殖するためのエネルギーを作ることができないので、人間の粘膜細胞の中に寄生して繁殖します。
十分に繁殖すると、細胞の外に出てきて感染をさらに広めます。
このように変わった特性を持っているので、分離培養が困難で、一般的な細菌と違って感受性試験等で薬剤の効果を評価することが難しいことが、見逃し等の重大な健康被害をもたらす一因となっています。
最近の治療では、「ジスロマック」という薬を服用することで病気を改善することが多くなっています。
海外ではこれが当たり前になっていて、日本でもよく使われるようになりました。
2000mgのジスロマックを一回だけ飲めば約90%の感染が治ると言われており、病気に苦しむ人にとってはとても助かる薬です。

~参考サイト~
バルトレックス:バラシクロビル 薬価